とあるケアマネ男子の日常

30代のおっさん。何となく福祉の勉強をし介護業界に入り、現在ケアマネという特殊?な仕事をするおっさんの日記。

介護保険とお金  給付制限の仕組みと不利益

 

こんばんは。

今日は介護保険とお金についての話。

 

介護保険は40歳過ぎると自動的に被保険者となり、保険料の支払いが必要になります。

この保険料何年増加しています。一応所得に応じて金額は変わりますが、保険料の負担はどんどん大きくなっています。

 

この保険料をしっかり納めないとペナルティがあります。

それがタイトルにもある給付制限(少ない金額しか保険を出してもらえないので自己負担が増るということ)です。

 

給与所得があり自動で天引きされている方は問題無いと思いますが。

それ以外の方は、保険料を払いに行く必要があります。

これを様々な理由により怠っていると、いざ介護が必要になった際に、非常に苦労します

 

介護保険未納のペナルティ

保険料未納の期間に応じて生じるペナルティがあります。

ちょっと確認してみましょう!!

 

1年以上の滞納…

この時はサービス利用後の支払い方法が償還払いと言う方法になります。

償還払いは、例えば負担割合が1割の方が、介護サービスを利用する場合。一旦全額支払い、後日9割が戻ってくると言う仕組みになります。

最終的に実質支払う額は変わりませんが、サービス利用の最初に大きな費用が必要になりますね。

 

1年半以上の滞納

上記の償還払いは変わりませんが、支給される分の一部、または全額が差し止めになる可能性が出てきます。

全額差し止めがどのような人が対象なのかわかりませんが、その場合かなりの負担になりますね。

 

2年以上の滞納

この場合は介護保険給付制限となります。どの程度の期間を制限受けるかは、過去の滞納の期間によって変わります。

給付の制限も3割負担から4割負担と厳しいものになります。

3割負担ということは、普通1割だった人は3倍の金額がかかるということ。

1000円なら3000円、1万円なら3万円。

負担としては、金額が大きくなればなるほど負担も大きくなります。支払い能力によってはサービス利用に影響が出てきます。

 

 

2年以上の滞納のペナルティが特に厳しい。。。

2年を超えた介護保険料の未納は、負担割合が大きくなるから厳しい。という事も厳しいのですが。

それに加えて時効により、未納分の保険料を追納する事が出来なくなる。という事も大きいように思います。

正直2年を超えない未納であれば、追納する事で全てチャラにする事ができます。介護サービスが必要になった時に追納することで、普通の負担に戻れるチャンスがあります。

しかし2年を超えてしまうと、その選択肢が無くなります。

こうなってしまうと、介護サービスを利用する限り、通常の3倍近い利用料を支払続ける必要が出てきます。

 

給付制限にかかる人の多くは十分なサービスを受けられなくなる 

ここは、自分の感覚値になるのですが。

給付制限にかかっている方は、十分なサービスを受けられない方が多いです。

入浴を週2回にしたいけど、1回で我慢したり。排泄の介助の回数を減らして、家族が担当したりと。

介護保険は1割負担でも、収入状況によってはそれなりの負担になります。

給付制限になると言うことは、もともと金銭的に苦労していたり、管理できていないと言う背景があります

その中で、通常の負担より3倍の費用がかかると言われると。

支払えないので、サービスを減らすことを選ばざるおえないケースがほとんどです。

 

まとめ 

保険料は年々高くなっているので、不満を感じる人が多いし、支払いの負担が大きいと言うことはわかります。

しかし、保険料はしっかり納付してほしいと感じるし自分もそうしたいと考えます。

なぜなら介護保険は、受ける人の状態によっては、生命に直結するサービスになることもあるからです。

それを金銭的な事業で、利用を控えないといけない状況になると、かなり辛い選択を迫られることが多くなります(選択肢少なくなると言う方が正しいかも)。

ケアマネとしても、「お金が無い」と言う問題は、残念ながら対処できません。

人生の終盤を、お金の問題で選択肢を失うのは辛いこと。

世の中、結局お金が大事なんだな。。。なんて当たり前のような世知辛いようなことを考えてしまいます。